【医療用語解説】内側ホイップ?外側ホイップ?
ある日カルテを見ているととある表記が目につきました
『内側ホイップが見られる。』
内側ホイップ???それって義足かなんかのやつだっけ???
国家試験勉強にあったようななかったような。
でもこの患者さん、脳血管障害なんだけどな…
というわけで調べてみました。
内側・外側ホイップとは
調べたことを要約すると、
外側ホイップ→「遊脚期の初めにかかとが外側に動くこと」
内側ホイップ→「遊脚期の初めにかかとが内側に動くこと」
きったない図でごめんね!
要はターミナルスタンスくらいからプレスイング~イニシャルスイングくらいにかけて、踵が外側に上がったら外側ホイップ、内側に上がったら内側ホイップなんだって。
でもう一個重要なことが、いくら調べても大腿義足の人にしかこの言葉は使われてなかったんですよね。
脳血管障害ではつかわないっぽい。
その患者さんに何が起きていたかっていうと、僕の貧弱アイでは「ターミナルスタンスにおいて足部内反し、下腿外旋しての蹴り出し」って感じかなって。
汚い足でごめんね!!!
でだ。
まあ痙性強くって尖足気味な人なんですが、極端にやると上の写真みたいな感じ。
確かに蹴り出しで内側に踵が上がってるよね。
でもこれ義足じゃないしホイップって言うのかな…?
でも臨床的には伝わればいいのかな…?
なんて思いつつ、大腿義足の人を診た時のために用語は覚えておこうと思うのでした。
おわり。