【医療用語解説】T-sign?D-sign?
患者さんの歩様をカルテから想像するときって結構好き。
さあ、どうかな…なんて思いながら頭の中でイメージしてね。
今日も知らない患者さんだ、ヨシ、どんな感じかな…と思ったらまた分からない単語ですよ。
「T-sign+」
まあなんとなくわかりますが、一応調べておきましょう
T-signとは?
結論ですが、トレンデレンブルグ徴候のことです。
おわり。
…と言いつつ、一応トレンデレンブルグ徴候ってなんぞやってことの復習をしときます。
トレンデレンブルグ徴候は、中殿筋が弱いことで起こる歩行です。
中殿筋の作用は股関節の外転です。
歩行の中で片足立ちになったとき、股関節外転の位置が保てなくなって…遊脚側に骨盤が倒れる。これがトレンデレンブルグ徴候。
同じく中殿筋の弱さで出現するデュシェンヌ徴候の方では逆に倒れます。
重心を股関節中心に近づけることでモーメントアームを短くして弱い中殿筋でも体が倒れないようにするわけですね。
まあぶっちゃけこの徴候出てるからって言って中殿筋弱い!って言うのは性急すぎるって言うのは新米なりに感じているところです。特に体幹とか弱いとふらつきます。
てか体幹弱い人多すぎない?みんな病気になった後も歩き続けたいなら体幹鍛えといたほうがいいかもね。
腹筋割れてないぽっちゃり系の心からの思いです。
おわり。